元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が14日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。
安倍晋三元首相が奈良市で参院選の街頭演説中に銃撃され、死亡した事件について言及した。

(中略)

弁護士の八代英輝氏から「統一教会の幹部を狙うのは難しいから安倍元総理を狙ったという、
ある意味短絡的な宗教をめぐる恨みであるというような供述がされてますけど」と振られ、
若狭氏は「少なくとも統一教会に対して恨みを持っているということ、
それが動機の背景のになっていることは確かだと思う」とコメント。
「ただそれだけではなくて、どうして安倍さんにシフトしたのかっていうところが1番大事だと思う」とし
「ネットで安倍さんと検索してる確率が極めて高い。
ネット上では安倍さんに対して“いなくなった方がいい”とかいうような記事も投稿されてると。
そういうのを見て、彼は自分の中で安倍さんを襲撃する犯行の正当化理由を
どんどん高めていったんじゃないかと思う」と話した。

続けて「逆を言うとネットで“安倍さんっていうのは、日本にとってなくてはならない政治家、
素晴らしい政治家”っていうような投稿がいっぱいだったら
多分こういうような犯行にならない可能性もあったと思う」といい
「安倍さんは少しは統一教会と関連性もある。
しかも安倍さんに対してはいろんな消極的な表現が結構、出回ってる。
そこで結びついて、じゃあ安倍さんと。
統一教会の総裁と考えていたけれど、どんどん心が動いていった可能性が私はあると思う。
大事なことはそういう可能性があるかどうかを今回の捜査で徹底的に浮き彫りにすること」と述べた。