山口県は16日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場で、ワクチンが入っていない空の注射器で使用し、10代の男性に空気を注入した疑いがあると発表した。今のところ男性に健康被害はないという。

県健康福祉部によると、県総合保健会館(山口市)に設けた集団接種会場で15日、看護師が空の注射器で、0・3ミリリットル程度の空気を男性の腕に注入した疑いがある。処置後、看護師が瓶のワクチンの残量が多いことや、注射器に液体が付着していないことに気付いた。県は空気が注入されていたとしても被害は出ない量だとしているが、2~3週間後に男性の抗体を検査して、ワクチンを打っていなかったかどうか確認するという。

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