バイデン氏、カショギ氏殺害の議論に関するサウジアラビアの説明に反論
https://www.reuters.com/world/middle-east/biden-disputes-saudi-account-khashoggi-murder-discussion-2022-07-17/

7月17日(ロイター)-
ジョー・バイデン米大統領は17日、2018年のサウジ人記者ジャマル・カショギ氏殺害事件に関する二国間首脳会談での議論について、サウジと異なる説明を行った。

米国の情報機関は、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が2018年に、サウジの内部関係者から評論家に転身しバージニア州に自費亡命していたカショギ氏の殺害を命じたとみている。
事実上のサウジの支配者はそれを否定している。

大統領として初の中東歴訪からホワイトハウスに到着したバイデンは記者団に答え、
母国サウジアラビアを厳しく批判ているワシントンポスト紙のコラムニストの殺害について、
バイデンがムハンマド・ビンサルマンを非難したのを聞いていないというサウジ外相の説明に異議を唱えた。

アデル・アルジュベイル外務大臣がバイデン氏と皇太子のやりとりを回顧したのは事実か、
と問われ、大統領は「NO!」と答えた。

Jubeir氏は、MbSとして知られる皇太子がバイデン氏に対し、カショギ氏殺害のような過ちを繰り返さないために行動している
米国もまた過ちを犯したと語ったと述べたという。

同大臣は土曜日にフォックス・ニュースに対し、バイデン氏が皇太子を非難する「その特定のフレーズは聞いていない」と述べた。

会談に同席したサウジアラビア政府関係者は、バイデン大統領が述べたようなやり取りはなく、カショギ氏を巡る議論は公式会談の前に「非公式な方法」で行われたと述べている。

この関係者は、大統領が皇太子に対し、カショギ氏殺害の責任を問うと言ったのを聞いていないという。

バイデンは、金曜日にMbSとファーストバンプを交わしたことを後悔しているかと問われ、
こう答えた。"なぜあなた方は重要なことを話さないのですか?私は重要な質問に喜んで答えるよ。"

(この記事は、2段落目からカショギが米国籍であるという言及を削除するために訂正しています)