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朝日スイカ 大きく甘く 富山・婦中町で収穫始まる

富山市婦中町朝日地区の特産「朝日スイカ」の収穫が11日始まった。完熟してから収穫するため糖度13・5度以上の甘さが特徴で、同町友坂の畑で丸々と実った大玉が次々とトラックに載せられた。

 婦中町青果物出荷組合朝日支部の金田修一支部長(75)によると、今年は4、5月の生育が順調で、例年より収穫時期を4日ほど早めた。例年7〜8キロが多いが、今年は9キロ以上の大玉が目立つ。今後、気温が高くなれば、糖度14度を超える甘さも期待できるという。同支部では8月20日ごろまで約6千個を出荷し、直売所で販売する。

  ●8カ所で真夏日、熱中症疑い5人

 11日の富山県内は、湿った空気の影響を受けて午後から曇りや雨となった。最高気温は富山市秋ケ島で32・5度、高岡市伏木30・6度など全10観測地のうち8カ所で真夏日となった。

 県内の各消防機関によると、熱中症の疑いで富山市と高岡市、上市町の20〜80代男女5人が救急搬送された。富山市の70代男性は中等症、上市町の70代女性、50代男性は軽症とみられる。

  ●県内、12日は雨

 富山地方気象台によると、12日の県内は寒気の影響を受け雨となる見込み。同気象台は低い土地の浸水や土砂災害に警戒を呼び掛けている。