国家基本問題研究所は12月3日、東京・九段会館で青年層を主な対象に、櫻井よしこ理事長の講演会「櫻井よしこが若者に日本の未来を語る」を開催しました。会場には約800人が集まり、「国基研と情報を共有し、国を立て直す力になってほしい」という理事長の呼び掛けに耳を傾けました。講演会は、国基研の活動に賛同する企業・団体・個人のご協力で実現したもので、改めて感謝申し上げます。冒頭、山谷えり子参院議員からの祝電が紹介されました。講演の内容は以下の通りです。
(略)
米中戦略経済対話はブッシュ政権の2期目に始まりましたが、オバマ政権で格上げされました。経済だけでなく、テロ、安全保障、気候変動など重要問題を解決する枠組みを米中で決めようとヒラリー国務長官が今年2月に提案しました。そこで開かれたのが7月の米中対話です。
 この対話で全く触れられなかったのが「人権」です。ちょうどそのころ、ウイグルで弾圧事件が起きていました。既に中国はウイグル人の土地を奪い、そこで46回も核実験をして、少なくとも19万人が死んだといわれています。女優の夏目雅子さんが白血病で亡くなったのは、現地で三蔵法師役の映画ロケをし、放射能を浴びたためではないか、と札幌医大の高田純教授は指摘しています。

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