反対の声や意見は一切無視し、いつもの閣議決定でハイ決まり! そう考えているのであれば、まさに民主主義政治に対する“暴力”だろう。


 安倍晋三元首相(67)の「国葬」をめぐり、野党の一部から閉会中審査を求める声が上がっていることについて、19日の会見で、「法律上も全く問題ない。国葬は極めてふさわしい、適切なあり方だ」と言い放った自民党の茂木敏充幹事長(66)のことだ。

 国民や野党議員から出ている「国葬反対」の声に対し、茂木氏は「国民から『国葬はいかがなものか』との指摘があるとは、私は認識していない」「野党の主張は聞かないとわからないが、国民の認識とはかなりずれているのではないか」などと反論していたが、茂木氏の言う「国民」とは一体誰を指しているのか。少なくとも明確に「国葬」に反対している野党があるのだから、当然、その背景には有権者である「国民」もいるということではないか。

 茂木氏が「私は認識していない」と本気で言っているのであれば、単なる情報不足か、よっぽど国民の声を聞きたくない──のいずれかだろう。https://news.yahoo.co.jp/articles/4b2ec51935c8b3a5902c19af9db8359f060903b2