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だが、そんな事はどうでもいい。
先程述べたように私は望んで自由な立場にいるのだ。

“私に対して恩のあるあいつが上司となれば、多少手を抜いても強く言ってくる事は出来ないだろう。”

その時はそんな事を考えていた。

——ある日、いつもの様に勤務中の暇な時間に社用のPCでFC2 Liveを楽しんでいた私にあいつは声をかけてきた。

「“無職の50歳”さん、今何しているんですか?」
「今朝頼んだ仕事は終わっていますか?」
「どうして勤務時間中に社用のPCでアダルトサイトを観ているんですか?」