動いてる動画みろ

事実、結果を成し遂げている執念の兵士、コマンドーでアサシンとしてのプロ
銃を何としても手に入れたいと思うハードルの考え含め
自衛隊経験の自律からも養成されたそれ

ためらいを捨て、感情を捨て、ターゲットをしとめるに冷静
選挙遊説の機会しかないのがわかっている
無理と思えば岡山まで行ってもやめる

自作銃を暴発させることなく実験と、たぶん廃棄
反動を加味して訓練を山中でくりかえしたそれ

そして会場の違いはあっても三連では、違う、と思ったのだ
余裕や雰囲気を察知して考え直す
実行の実際は知性では様々考え、単独犯の自分ということでは、
考えられる限りのあらゆる可能性シミュを考える

捕縛は当然だから、機会性ではせいぜい二発、確実性では散弾とその収束性
それを訓練して距離をわからなければいけない
最初の発想の爆弾より、他の人間を巻き込まない意味で思想的な一線は保つ

逃げる余地などない覚悟の中で、様々自作した中のベストの使い捨て、
散弾二発二連の選択で、標的への集約性を、作ってわかる自信が訓練性

背景に溶け込むグレーの服装、まさか蛍光色というわけにいかない
街宣現場の多数現実で職質まではない、現場を見てイケるという判断
背後ガラ空き、警備視線、左右に目を配り道路往来のタイミングだけを測っている
自分の動線と、どこまで近寄っての発射か二発目かをその場で判断

自分の目的にかなう人形への任務遂行だから、余計な感情は捨象せよ
何度も繰り返し自分の中で終わったことだ
拍手をする、単に惰性の煙幕だ、標的の人形の中身などどうでもいい脇役
それより周囲を気にしなければ

流れるような歩みと挙措、焦りなんてない
狙う、撃つ、トドメるつもりの二発目はより近寄って撃たねばならない
一発目で当たっているかもしれないが、気にもしない、倒れないところに歩きながら目測

佇まい含めて、捕まったあとも冷静
すぐに銃を投げ捨てなければ、いくら鈍臭い日本警察でも武器出して狙われる
それも計算済み

そんなに集るなよ、俺の両手は自由だろう、何やってんだか
メガネのヒンジが壊れるだろう、殴られたら困るだろうとばかり、
メガネも取って、行方を見るように投げ捨てる余裕
冷静だ

賞賛も賛美もしない
ただよくある物語性を現実的に越えている、知性の執念があるテロリストの周到な恐ろしさ

遠目で見る信号は測った、車もこない、ガラ空き、台車が通るのを警備は見ている
今だろう

まるで人生で待ち望んだ散歩にでも出かけるように、ちょっと歩き始めよう
淡々と任務を始めよう
全てを捨てているのだから