パチンコ、パチスロが2022年度から「スマートパチンコ」「スマートパチスロ」へと新たにカジを切る。19日には、都内のホテルで業界関係者などを対象にした「スマート遊技機フォーラム」が行われた。

2018年(平30)に開発が可能になって4年、「スマートパチスロ(スマスロ)」は今年秋、「スマートパチンコ(スマパチ)」は来年春から導入予定。現在あるスロット140万台、パチンコ240万台のうち、徐々に移行される。従来のメダル、パチンコ玉に直接触れることなく遊技できるようになる。遊技者にとっても、ホール側にとっても感染防止になる。

 出玉情報はデジタル化され「遊技機情報センター」で一元管理される。売り上げやプリペイドカード使用のデータも、各店舗で一括管理される。業界として、電子マネーに対する運用も現在研究、開発中という。

パチンコ業界は射幸心をあおるとか、ギャンブル依存症問題などの対策こそ講じているが、逆風にさらされている。追い打ちとなったコロナ禍で20年前に約3000万人と言われていた遊技者は900万人、店舗数もピーク時の約1万7000件から約8000件まで減った。売り上げも減少が続く。 新規出店という点でも広い面積の敷地を確保し、600~700台もの機種を入れ、20億円から30億円といった大規模投資が必要とされる。玉やメダル、これを含めたインフラ整備がないスマート遊技機は、初期投資が少ない。コンビニエンスストアほどの敷地面積や、商業施設の一角などで100~150台の機種を入れ、1億円程度の出資で済むという。スマート遊技機は、これに変化をもたらす切り札でもある。

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"「スマートパチンコ」「スマートパチスロ」従来のメダル、パチンコ玉に直接触れることなく遊技(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース" https://news.yahoo.co.jp/articles/59593fd7242717fcc6f9096466728ddd87a0251e