米国、ロシア指導者らの外国訪問で再びロシアの「孤立」を語る
2022年7月26日, 12:59 (更新: 2022年7月26日, 13:31)
https://jp.sputniknews.com/20220726/12182741.html

米国は、ロシア指導部の外国訪問で、再びロシア政府の「孤立」について話している。
国務省のネッド・プライス報道官は、セルゲイ・ラブロフ外相がアフリカ歴訪に向か
ったことを受け、「ロシアはのけ者となりつつある」と述べた。

ラブロフ外相は24日、エジプトでの会談を皮切りにアフリカ歴訪を開始した。 翌日
にはコンゴ共和国に到着し、28日までにエチオピアとウガンダを訪問する。6月下旬、
米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は、プーチン大統領
のイラン訪問について「プーチン氏とロシアの孤立の度合いを示している」と述べた。
ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、これを「根本的に欠陥のある評価」
だとした。

プライス氏は、25日の会見で、プーチン大統領のイラン訪問、ショイグ国防相のトル
コ訪問、ラブロフ氏のアフリカ歴訪について、ロシアの孤立にまつわる米国の主張と
いう文脈で評価するよう求めた。

プライス氏は、「ロシアは、自らの行動がのけ者扱いされることにつながると認識し
ていることが明らかになりつつある」とし、「ラブロフ外相がロシアの不満を抑えよ
うと各国と関わる機会を模索していることは明らかである」と語った。

ロシアが誰と話し、各国から何を聞くかについて、米国はほとんど関心がないという。
プライス氏は、G20フォーラムや国連のプラットフォームからの「メッセージ」に言
及し、ロシアの行動を評価する上で「幅広い合意」が示されたと主張した。

ロシア政府は、欧米諸国との関係悪化が悲劇となることはないと繰り返し発言している。
ロシア政府は、ロシアに制裁を科している国が世界のすべてではなく、経済戦争に勝ち
たいとする欧米の主張の外に、現実的な協力の姿勢を持つ国々と関わる機会は多くある
と指摘してきた。


感想:>ロシアが誰と話し、各国から何を聞くかについて、米国はほとんど関心がないという。
   ロシアに限らず、他国にちゃんと目を向けてないと「裸の王様」になっちゃうんじゃない?