ロシア軍将校、防空軍はいかにハイマースの迎撃方法を習得したかについて語る
2022年7月26日, 21:45
https://jp.sputniknews.com/20220726/12191509.html

ドンバス地方では、ロシア防空軍は、ウクライナ軍が使用をはじめた米国の多連装ロケット
システム「ハイマース」への対抗手段を習得した。 対空部隊の将校によると、彼の砲台は
すでにハイマースを何発も撃ち落としているが、しかし、それは簡単な課題ではなかったと
いう。

ウクライナ軍は、6月末からドンバス地方で米国のミサイルシステム「ハイマース」の使用を
開始した。 合計で、米国とその同盟国は、ウクライナ政府にそうしたシステムを20以上提
供することを約束し、12の複合機器がすでに同国に供与されている。

同将校によると、使用されている防空システム「ブクM−3」は、一度にいくつかの特徴を組
み合わせるという特色をもつ。

「現在、私は、『ブクM−3』は最高のユニバーサル防空システムと考えている。工場で設定
されたタスクを成功させるだけでなく、仕様上はそうなっていないにもかかわらず、ロケット
弾も発射する」

彼は、ハイマースは高高度で飛行するため、最も難しいターゲットだと強調した。難しいのは、
射程距離が短く、判断に要する時間が僅かしかないということだが、 それでも、迎撃は現実的
なものとなったという。

2014年以来、ウクライナ南東部の紛争では、戦闘員らは共和国軍だけでなく、U戦術複合機
「トーチカU」からドンバス地方の平和都市も砲撃している。 防空担当将校によると、防空
ミサイル「ブクM−3」にとってこれらのミサイルの迎撃はもはやそれほど難しいものではない
という。

以前、著名な軍事専門家のアレクセイ・レオンコフ氏は、ウクライナにハイマースを提供する
真の目的について語っている。

ロシアのプーチン大統領は、2022年2月24日午前のテレビ演説で、ドンバスの共和国の指導者
の訴えを受け、「8年間ウクライナ政権による虐待、ジェノサイトにさらされてきた」人々を守
るため、特殊軍事作戦を実行することを決定したと述べた。 プーチン大統領は、ロシア政府の
計画には「ウクライナの領土の占領は含まれていない」と強調した。