麻生副総裁 “盟友”の葬儀で沈痛「あなたが私の弔辞を読むことになっていたんじゃないか」

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 安倍晋三元首相(享年67)の葬儀で弔辞を読んだのは「盟友」として長きにわたり安倍氏と歩んできた自民党の麻生太郎副総裁(81)。

遺影を前に「あなたが私の弔辞を読むことになっていたんじゃないか。つらい」などと話しかけた。

 参列者によると「言葉がない。かける言葉がない」と弔辞を読み始めた麻生氏。総裁経験者の安倍氏が前例のない再登板を期して立候補した2012年総裁選。

逆風が激しく渦巻く中で、菅義偉前首相、甘利明前幹事長とともに勝利に導いたのが麻生氏。

「よく一緒に飲んだり、ゴルフもしました」と楽しい思い出にも触れた麻生氏。「正直申し上げて、あなたが私の弔辞を読むことになっていたんじゃないか。私がこうして読むのは大変つらい。無念です」と沈痛な表情を浮かべた。

 最後に「天国で(父の)晋太郎さんに胸を張ってやってきたことを報告すればいい。(祖父の)岸信介元首相も入って政治談議をすることでしょう」と呼びかけ「そのうち、私もそちらに行くから、また楽しく話しましょう」と結んだ。