――ワクチン接種が「第7波」の拡大を抑える効果はどのくらい期待できるのでしょうか。

その効果は限定的だと思います。

いま使われているワクチンは、一番最初に中国・武漢市で採取されたウイルスの情報をもとにつくられたものです。

以前の株と比較すると、オミクロン株に対しては、ワクチンを3回接種した直後でも、感染を防ぐ効果は弱くなっています。

さらに、その効果も数カ月たつと衰えてしまうことが分かっています。

――3回目の接種率は人口の6割ほどで頭打ちです。

まだ40%ほどの人が3回目をうっていないことになりますね。

この人たちが接種して接種率が上がっても、それだけでは「第7波」の感染状況の全体に与える影響は限定的だと思われます。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ7Q5H85Q7QUTFL00H.html?iref=sp_new_news_list_n