>>1
岸元首相ら「勝共」日本導入

 旧統一協会のもう一つの顔が「勝共」。『原理講論』には「第三次大戦に勝利して共産主義を壊滅させ、…理想世界を実現しなければならない」とあります。単なる「反共」ではなく共産主義の思想そのものを抹殺する。それが「勝共」思想です。

 協会が韓国でつくった「国際勝共連合」の朴正煕軍事政権とKCIA(韓国中央情報部)の下での活動ぶりに注目したのが日本の反動勢力。67年、本栖湖畔に文鮮明と右翼の大物である笹川良一、児玉誉士夫、岸信介元首相らが集まって勝共連合の日本導入を決めました。「勝共」で文鮮明とつながった岸元首相はその後、文が主催した世界言論人会議で議長をつとめるなど、その活動を支援しました。