■グレーゾーンの子どもたちは…

発達障害で手帳を交付された子どもたちは本人の状態や親の希望も含めて、支援学校や支援学級に在籍します。高校進学も高等支援学校などに進学する場合がほとんどです。しかし、グレーゾーンの多くの子どもたちは、支援学級や支援学校に進級・進学することができません。

多くの子どもたちは知的障害がない、もしくは軽度とみなされ小中学校と同様、定型発達の人と同じように全日制などの高校を受験します。ですが、学力に問題のない発達障害のグレーゾーンの子どもたちは、自分の興味が向かないことに対してはおろそかになりやすい傾向にあり、在籍していれば卒業できる義務教育とは違う高校では、合格よりも「卒業」の方が重くのしかかってしまうのです。

https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/omoshiro/202202/0015099030.shtml