手書きの陰性証明が必要な国は日本ぐらい…あまりにアナログで恥ずかしい「日本の入国手続き」に抱く不安

現在、日本への入国では「水際対策」としてPCR検査による陰性証明の提出が求められる。しかし、この手続きは世界標準からはかけ離れている。ギリシャ在住ライターの有馬めぐむさんは「今年6月に一時帰国した際、日本の入国手続きのアナログさに驚いた。IT化の進むEUとは大きな隔たりがあり、私は恥ずかしくなった」という――。

2021年の夏ごろから、欧州では規制緩和が進んだが、日本政府は“鎖国”と揶揄されるほど厳しい入国規制を続けていた。やっと今年3月、ワクチン接種完了などの条件によるが、ギリシャからは隔離措置や自宅待機が解除されたので、6月にコロナ禍始まって以来、初の日本への一時帰国を果たした。

その際、入国に必要な書類の準備やアプリの登録がとても大変だった。おそらくこんなにアナログで非効率な手続きをやっている国は日本だけだろう。

特にネックになるのは日本の厚労省が強く推奨する「手書き」のPCR陰性証明だ。日本の入管はいつまで世界標準とはかけ離れた手続きを要求するつもりなのだろうか。

https://president.jp/articles/-/59819?page=1