【ソウル=細川幸太郎】
韓国の2023年の最低賃金が22年比5.0%増の9620ウォン(約1010円、時給ベース)に決まった。
伸び率は前年水準を維持し、10年前と比べて98%増となった。韓国の最低賃金は全国一律で、円換算では東京都(1041円)や大阪府(992円)など日本の大都市圏水準となる。

労使双方の有識者、学識経験者らで構成する最低賃金委員会が30日に協議結果を発表した。雇用労働相が8月上旬に正式に決定する見通しだ。
同委員会幹事は「政府や韓国銀行などの経済成長率、物価上昇率の見通しを反映した結果だ」と説明した。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM301OW0Q2A630C2000000/