ジャイナ教
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%8A%E6%95%99

修行生活に関する規定は多くあるが、基本は出家者のための五つの大禁戒(マハーヴラタ、mahāvrata)、

1.生きものを傷つけないこと(アヒンサー)
2.虚偽のことばを口にしないこと、
3.他人のものを取らないこと、
5.性的行為をいっさい行わないこと、
5.何ものも所有しないこと(無所有)

である。
在家者は同項目の五つの小禁戒(アヌヴラタ、aṇuvrata)を守る。
他宗教と比べて特徴的なのは(5)の無所有(アパリグラハ、aparigraha)であり、とくに裸行派の伝統に強く生きている。

1の禁戒、アヒンサーの厳守はもっとも重要である。
ジャイナ教はあらゆるものに生命を見いだし、動物・植物はもちろんのこと、地・水・火・風・大気にまで霊魂(ジーヴァ)の存在を認めた。
したがって、アヒンサーの禁戒のためにあらゆる機会に細心の注意を払う。
宗派によっては空気中の小さな生物も殺さぬように白い小さな布きれで口をおおう.
(イエズス会の伝道師たちがジャイナ教徒に顕微鏡で普段飲んでいる水をみせたところ、それをみたジャイナ教徒は飲み水に微生物があふれていることを知り、
飲むよりは衰弱死を選んだという報告書の存在がトマス・ブルフィンチの著書に記されている)。