日本人の約5割が毎朝食べているパン。じつはパンは消化が悪く、毎朝食べ続けていると、体調不良や生活習慣病の原因にもなる。これまでに10万人の胃腸を診た消化器専門医が、パンが体に悪い理由と、実際に朝のパンをやめた患者さんたちの体調の変化を紹介する――。
※本稿は、福島正嗣『朝食にパンを食べるな』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。

■パンは胃腸に悪い食べ物です
皆さんは、毎日の朝食に何を食べているでしょうか?

主にご飯派とパン派に分かれると思うのですが、いくつかの調査を見てみると、日本人のおよそ5割は朝食にパンを食べているようです。調査によってバラつきはあるのですが、パン派とご飯派の割合は同じぐらいか、なかにはパン派のほうが多いものもあります。

多くの日本人が朝食に食べているパンですが、私のクリニックでは胃腸の不調を訴える患者さんに、まずこう提案しています。

「朝のパンを、やめてみませんか?」

子どもの頃から「朝食はパン」という人もいるので、患者さんにいきなり「朝のパンをやめましょう」というと、驚かれたり、受け入れてもらえないケースも少なくありません。

手軽に食べられて腹持ちのいいパンを、なぜやめないといけないのか?

それは、パンが体に悪い食べ物だからです。消化器専門医の立場からすると、毎朝パンを食べるのは、体にとって最悪の選択です。
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■①パンは胃の滞留時間が長い
②グルテンが消化吸収を妨げる
■③食塩が胃を傷つける
■④加熱調理が体を“焦がす
■朝のパンをやめたら喘息がおさまった
「胃もたれがなくなった」
「逆流感が少なくなった」
「下痢をすることがなくなった」
「明らかに体が軽くなった」
「痩せた」
「イライラすることが減った」
「偏頭痛がなくなった」