山口市は27日、住民がサルにかまれたり、引っかかれたりするなどの被害が相次いでいた同市小郡地域で雄のニホンザル1頭を捕獲し、殺処分したと発表した。
同地域では8日以降、サルが捕獲された26日夕方にかけて52人が被害に遭った。しかし、捕獲後も27日正午までに6人が同様の被害に遭っており、市は人に危害を加えているサルが他にもいるとみて、引き続き捕獲に取り組む。

 同地域では、サルが屋外だけでなく、民家の網戸を開けて侵入し、住民を襲うなどの被害が相次ぎ、27日正午までに58人が軽傷を負った。このため市や県警は周辺の警戒を強化し、捕獲用のわなを設置するなどしている。
https://mainichi.jp/articles/20220727/k00/00m/040/068000c.amp