人気漫画の海賊版サイト「漫画村」(閉鎖)に著作権を侵害されたとして、出版大手3社が、漫画村の元運営者の男=著作権法違反罪などで実刑判決が確定=を相手取り、総額約19億2900万円の損害賠償を求めて28日、東京地裁に提訴した。

提訴したのはKADOKAWA、集英社、小学館。訴状などによると、漫画村は平成29年6月~30年4月に推計5億3781万回のアクセスがあり、1回のアクセスにつき平均で単行本1巻分が違法に閲覧されたとして損害額を算定。「ONE PIECE」など発行巻数の多い17作品を損害賠償請求の対象とした。

漫画村は最大で1億回近い月間アクセス数があったといい、総被害額は約3200億円との試算もある。

3社は提訴後に代理人弁護士を通じて「漫画村の犯罪収益モデルは同種サイトに大きな影響を与えた。刑事罰に加え、民事的にも責任が追及されるべきだ」とのコメントを出した。

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