これが真実
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縄文人の特徴
シミになりやすい、彫りが深い、目が二重、ウインクが上手い、耳垢が湿っている、髪がくせ毛

日本人のルーツ発見!”核DNA”が解き明かす縄文人 (サイエンスZERO)

福島県三貫地貝塚の人骨から初めて解析された縄文人の核DNAの成功を受けて、次々と縄文人骨の解析が進められています。
青森県の遺跡で発見された人骨からは、核DNAの8割もの配列が読み取られました。
その結果、日本人のお肌の悩みと縄文人の体質に深い関係があることが分かったのです。

ポーラ化成工業の本川智紀さんは12年前、16番染色体のMC1Rという領域にあるシミになりやすさに関係する遺伝子を発見しました。
シミになりやすいシミ型遺伝子か、通常型かはMC1Rの一か所の塩基配列の違いで変わります。日本人の多くはA、一方シミ型遺伝子を持つ人はここがGになっていたのです。

日本人のシミ型遺伝子を調べたところ本川さんは不思議なことに気づきました。シミ型遺伝子を持つ人が東北や北海道、九州に集中していたのです。

現代の日本人は、縄文人と渡来系弥生人の遺伝子(体質・特徴)を受け継いでおり、その比率は人によって異なると考えられています。
そこで現代人において、縄文人の特徴と考えられている項目(表1)を指標として「縄文スコア(1項目1点として合計最高8点)」を求め、
シミの関係性について解析したところ、縄文スコアが高い(縄文人の特徴を多く有する)現代人は、シミのリスクが高くなる事が明らかになりました。

鼻骨高さ 長い
立体的な顔立ち 左右平均値が長い
鼻下長さ 短い
目の大きさ 左右平均値が長い
目の特徴 両目とも二重
ウインク 両目とも唇の形を変えずにできる
耳垢 「しっとり」
髪 「くせ毛」・「ややくせ毛」

研究1.遺伝子解析研究~縄文人はシミ型遺伝子を持つ日本人におけるMC1R遺伝子を解析したところ、以下の特徴があることが分かりました。
「シミ型」と「通常型」では遺伝子的に大きな違いがある
日本周辺部出身者(九州・東北・北海道)で「シミ型」が比較的多い一方で、縄文人と渡来系弥生人に関する研究においては一般的に以下のことが分かっています。

縄文人と渡来系弥生人は異なる起源を持つ集団であり、別々に日本に入ってきた
日本周辺部に縄文人の遺伝子が比較的多く存在している
以上のように「シミ型」遺伝子と縄文人の特徴が一致しました。

さらに現代の日本人の遺伝子において、「シミ型」の存在比率と縄文人の遺伝子の存在比率の特徴が似ていることから、
「縄文人はシミ型の遺伝子を有していた」という仮説を立てて国立科学博物館、山梨大学と共同研究を行ったところ、
1.縄文人の遺伝的背景が強くなるにつれて「シミ型」遺伝子を有する比率が高くなること
2.縄文人は100%、「シミ型」遺伝子を有することという結果が得られました。

*共同研究者:
篠田謙一先生【国立科学博物館】、馬場悠男先生(名誉研究員)、神澤秀明先生、安達登先生【山梨大学大学院医学工学総合研究部】