世襲を禁止しろ
世襲が国をダメにすることは歴史が証明している

人間の社会には競争が必要である。しかも、質の高い、実質的な競争こそが大切である。
世襲を擁護する人の多くは、「選挙民が自由に選んだ結果だから問題ない」と言う。
しかし、実質的にほとんど独占企業と言ってもよいほどの支配力を持つ議員とその後援会が、世襲によって既得権のネットワークともども温存されるならば、とても公平な競争があるとは言えない。
300年前のヨーロッパにおいて、貴族勢力が自己の支配権を永続化させようとして用いた論理と何らの違いもない。
自由市場経済の世界になぜ「独占禁止」の考え方が不可欠なのか、考えてみれば明らかである。