Tシャツを3年未満で捨てている人は67.3%、1シーズン着たら捨ててしまう人も約2割

 アパレルブランド「TARROW TOKYO(タロウ トウキョウ)」を手掛けるグラックジャパン(名古屋市中区)は、「Tシャツに関する実態調査」を実施した。
Tシャツ1枚当たりどれくらいの期間着用するか聞いたところ、3年未満で捨てている人は67.3%、そのうち1年未満で捨てる人は21.0%もいることが分かった。

最も多かったのは「2年以上3年未満」で29.5%、次いで「1年以上2年未満」が16.8%、「3年以上5年未満」が14.0%だった。
3年未満で捨てている人は67.3%、そのうち1年未満で捨てる人は21.0%と、1シーズン着たら捨ててしまう人も多いことがうかがえる。

1年間で何枚のTシャツを買う?
 1年間で何枚のTシャツを購入するか聞いたところ、平均2.8枚であった。一方、1年間で捨てている枚数は平均1.7枚で、1年の間に3枚買って2枚捨てている人が多い傾向が見られた。

Tシャツにいくら出す?
 Tシャツを何枚持っているか尋ねたところ、平均所持枚数は9枚、1枚購入時にかける平均金額は2141円であることが分かった。

Tシャツはどこで買う?
 Tシャツの購入時に重要視するポイントで最も多かったのは「価格」で76.2%、次いで「デザイン」が72.4%、「サイズ感」が63.0%だった。
Tシャツを購入する場所で最も多かったのは「ファストファッションブランドショップ」(58.8%)で、全世代で1位だった。

 毎年トレンドや流行が生まれる中、服の大量廃棄は現代の社会問題となり、SDGsの中でも取り組むべき問題とされている。各自の「服を買う」基準、「手放す」基準の再考が問われているのかもしれない。
 調査は、全国18~40代の男女を対象にインターネットで行った。調査期間は6月、有効回答数は400人。
https://news.yahoo.co.jp/articles/372b33bc53097750f2504964b736159f69da041d