私の怪談は言い伝えや実話だけじゃなく、独自の推理や自分ならではの想像をふくらませたオリジナルの作品なんです。
本格的に怪談を仕事にしてから大学の先生や作家さんなど今までにない交流も生まれて、自分の作品にもどんどん肉付けされるようになっていきました。
スタッフにも恵まれていて、みんな去年よりもお客さんを喜ばせたいと、毎年、美術のセットや照明、音すべてを良いものにしようと長い時間をかけて一生懸命準備してくれるんです。
私も負けじとどんどん前に進むもんだからスタッフも大変だと思います。 30年続けるといろんなことがありました。各地で震災があり多くの人が被災されました。
私も怪談ナイト10年目の2012年に前立腺がんの手術を受けましたし、翌年次男が亡くなりました。そして今もコロナ禍でみなさん大変な思いをされている。これは私がいつも思っていることなんですが、人間てなんでもかんでもうまくいったりすることなんてないんですよ。
私の周りでもマイナスを背負いながら頑張っている人は意外と活躍できている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e98ad4b74f3e65b08ffab66084076028297ec7ad