コロナ感染拡大代替イベント 思い出残る夏に

■岡谷きつね祭り 縁日に笑顔、新企画も

岡谷市の第70回「岡谷きつね祭」(実行委員会主催)は中心市街地で開いた。
射的や輪投げなどの遊び、飲食物の販売などの縁日を繰り広げ、子どもたちが夏祭りを満喫。
祭りの特色を生かした「縁結び」「恋愛成就」を祈願する新しい企画も実施し、街なかは笑顔であふれた。

一昨年は神事のみ、昨年は神事とスタンプラリーのみ行った。
大勢が集まる公募の花嫁・花婿の「きつねの嫁入り行列」などは今年も取りやめたが、
イルフプラザなどを会場に子ども向けの縁日を3年ぶりに実施した。

縁結び企画は男狐社の長塚稲荷を男性が、女狐社のお福稲荷を女性がそれぞれ参拝し、
各稲荷社に置いてある木札に願い事を書いて各社やイルフプラザの柵に結び付け、祈願してもらう。
長期的な商店街の魅力づくりにもつなげたい考えで、木札や柵は8月末まで設置しておく予定。

街なかには実行委が貸し出したきつね祭の法被を着て、キツネの面を着けた子どもの姿も見られた。
浴衣姿で訪れた岡谷東部中学校1年生(12)は「久しぶりの夏祭りで楽しい」と笑顔を見せた。
実行委企画委員会の有賀利恵子委員長は「子どもたちが楽しんでくれているのが一番うれしい」と話した。

http://www.nagano-np.co.jp/articles/96904