国連が11日に公表した世界の人口に関する報告書は、女性1人が産む子どもの人数を示す平均出生率が低下傾向にあり、1990年の3・3人から2021年には2・3人に減ったと推計した。18年には65歳以上が5歳未満の人口を初めて上回り、世界的に少子高齢化が加速していると指摘した。

 21年の出生率は、欧州と北米、東・東南アジアが1・5人と地域別で最も少なかった。世界全体でまだ若年層の人口が多いため、出生数は40年ごろまでわずかに増え続けると見込んでいるが、50年までには2・1人にまで下がり、人口を維持できる最低限の水準に近づくと予測している。https://www.tokyo-np.co.jp/article/189130#:~:text=%E3%80%90%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AF%E5%85%B1%E5%90%8C%E3%80%91%E5%9B%BD%E9%80%A3%E3%81%8C%EF%BC%91%EF%BC%91,%E3%81%AB%E6%B8%9B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%A8%E6%8E%A8%E8%A8%88%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82