婚活に行き詰まってしまう人は、どんな問題を抱えているのか。オタク婚活コンサルタントの横井睦智さんは「チビ・デブ・ハゲといった身体的コンプレックスに悩む人もいるが、それはまったく問題ではない。結婚できない人は、食べ方や食事中の行動に問題を抱えていることが多い」という――。(第5回)

https://news.yahoo.co.jp/articles/4225b9d7921d9a818a6701988e0721fedd461f7b

※本稿は、横井睦智『オタク婚活はじめます』(すばる舎)の一部を再編集したものです。

■コンプレックスは隠さず、さらけ出したほうがいい

 モテない3大要素と言えば、チビ・デブ・ハゲです。

 オタクの中でも、チビだからモテない、デブだからモテない、ハゲだからモテない、と身体的コンプレックスに悩んでいる人は多いです。

 まず、チビについて。身長が低いことにコンプレックスを持つオタク男性がいますが、どうすればいいでしょうか?  どうしようもありません。シークレット・ブーツを履いたところで、靴を脱がないまま結婚生活なんてできないでしょう。

 むしろ、「シークレット・ブーツなんて履いて身長を偽っていたんだ。なんかイタイ」と思われて撃沈する可能性のほうが高いです。身長の低さは悩むこと自体がムダです。「仕方ない」と潔く受け入れて、改善できそうなコンプレックスを直していきましょう。

 男性も女性も背が低い人は、負けず嫌いが多いように思います。幼少期から背が小さいことでナメられたり、バカにされたりすることがあったため、反骨精神が強いのかもしれません。学生時代、ヤンキーの先輩が「チビは怖い。手加減がない」と無根拠なことを話していたのですが、意外と的を射ていると思います。

 背が低い女性は、男性から見ると「かわいい」と感じられる場合も多く、決してマイナス要素ではありません。しかし本人はコンプレックスに感じており、「負けられない!」と、人一倍努力をする傾向があると感じています。

 プライドが高く、努力家で、まるで『ラブライブ! 』の「矢澤にこ」のような女性です。アニメのチビキャラが気の強い性格の設定が多いのは、リアルを反映しているように思えます。

 男女ともに背が低い人は、対応不可能なコンプレックスなど無視し、むしろ反骨精神を武器にして、長所を伸ばすための努力に専念しましょう。

■前向きに努力している人はモテる

 次にデブについて。太っていることがコンプレックスなら、痩せる努力をするまでです。痩せる努力をしていないのにデブであることを嘆くのは甘えでしょう。

 私は会員さんと「痩せる会」を結成し、一緒にダイエットをしたことがあります。会員さんは3キロ痩せ、私は5キロ痩せました。「やればできる」のです。デブからすぐにモデル体型になるのは無理でも、デブは頑張ればある程度克服できます。

 性別を問わず、ごく稀に「デブ専」と呼ばれる人もいますが、出会える可能性は皆無に近いです。そして「デブ専」といえども、当然どんなデブでもいいわけではありません。だから、「デブ専」を狙うよりも、痩せるほうが成婚に近づけるでしょう。

 デブが結婚相手に選ばれにくいのは、肥満だと糖尿病や心臓病などの慢性疾患になるリスクが高いのも理由の一つです。「デブ=不健康=慢性疾患=死」と連想します。早死にしてしまうかもしれない相手とは、誰も結婚したくありません。そういった点からも、私は肥満をコンプレックスに思っている人には、まずはダイエットを提案しています。

 実際、目に見えるほどのダイエットに成功しなくても、プロフィールに「健康のためにダイエットに挑戦しています」と書くだけで好印象になります。

 自分と向き合い、努力していることが伝わるからです。人は、コンプレックスを抱えて愚痴る人ではなく、前向きに努力している人を好きになるのです。