宮内庁次長の池田憲治は、7月11日の定例会見において、「天皇・皇后両陛下は、突然の訃報に接し、大変残念に思い、心を痛め、ご遺族の皆さまの悲しみを案じておられるのではないかと拝察する」と述べたうえで、宮内庁として、「皇位継承がつつがなく行われるよう、一連の儀式、行事の円滑な実施にご尽力をいただいた。感謝を申し上げ、ご冥福をお祈りしたい」とコメントした[326]。

日本銀行総裁の黒田東彦は、7月8日、「誠に残念でならない。さまざまな分野で大変に大きな功績をあげられた。経済の分野においては、長期間続いたデフレからの脱却と持続的な経済成長の実現に向けて、多大な成果を残された。強力なリーダーシップにより、日本経済の発展に尽くされたことに心より敬意を表する」などとコメントを発表した[327]。