https://www.mbc.co.jp/news/article/2022080200058277.html

熱中症の初期症状めまい・頭痛・吐き気 効果的な「冷やし方」は

命にかかわるおそれもある熱中症。もし、体に異変が起き、熱中症が疑われる場合、どう対処すればいいのか。鹿児島市消防局に聞きました。

熱中症になると、体には様々な症状が現れます。

(鹿児島市消防局救急課 田良島靖人・消防司令補)「めまい、筋肉の硬直、吐き気や頭痛などが熱中症の初期症状としてあらわれる。意識がない場合、すぐに119番をする必要がある」

周りの人に熱中症が疑われる場合は、まず、患者の意識が有るか無いかを確認しつつ、涼しい場所へ移動させます。意識がある場合は水分補給を、意識がない場合はすぐに119番通報をする必要があります。

また、症状を和らげるのに有効なのが、保冷剤や冷えたペットボトルなどで体を冷やすことです。冷たいものを、あてる場所にもポイントがあります。

(田良島・消防司令補)
「冷えたものを直接あてるのではなく、タオルで包んであげて、太い血管が通っている首の筋に当てる。他にもわきの下、足の付け根を冷やすのが有効」

また、高齢者やこどもなど体温の調節が難しい人には、普段からこまめな水分補給を促すため、周りからの声かけも大切です。

(田良島・消防司令補)
「高齢者は体温調節機能やのどの渇きを感じる感覚が衰えてくる。またこどもも体温調節機能が発達していないので、みんなが積極的に声掛けをして水分補給を促すことが大切」