フジテレビ系「テッパチ!」(水曜夜10時)は、自衛隊を舞台にした群像ドラマだが、あまりの不人気に、全面的にバックアップした防衛省はもちろん、改憲派もガックリだという。

 これまでも「空飛ぶ広報室」(TBS系)など自衛官の主役はいたけれど、隊や班など集団とそこでの人間関係をテーマにしたドラマは今回が初めて。第1部は若き自衛官候補生の涙と友情の体育会系のお話。第2部は自衛官たちの現場活動や災害出動などの苦労が描かれるらしい。

「第1部は、自衛隊にはこんな感動と生きがいがありますよという若者向けリクルート。何しろ自衛隊は定員割れがずっと続いていますからね。第2部は隊員の皆さんありがとうというキャンペーンです。フジテレビがなんでこんなドラマを企画したかといえば、7月の参院選で自民党は圧勝し、憲法改正の動きが加速するとみられていたから、改憲派のフジサンケイグループとしては、そのタイミングに『こんなに頑張ってる自衛官たちが違憲状態のままでいいのか』というメッセージとして、このドラマをぶつけたのではないでしょうか」(メディア・アナリスト)
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