大谷翔平「3点取られたら、なかなか勝つチャンスは今のところない」再建モードのエ軍に正直な思い吐露
8/4(木) 14:51

◆米大リーグ エンゼルス1―3アスレチックス(3日・アナハイム=エンゼルスタジアム)

 エンゼルス・大谷翔平投手(28)が3日(日本時間4日)、本拠地・アスレチックス戦に「2番・投手、指名打者」でスタメン出場。投げては、6回途中で99球を投げ、7安打3失点(自責2)、7奪三振で降板して10勝目を逃し、7敗目を喫した。打っても2度の得点圏で凡退し、3打数無安打。2点を追う7回2死走者なしの4打席目に右前腕の違和感を訴えて代打を送られて途中交代した。

 チームはトレード期限だった前日の2日(同3日)にシンダーガードとマーシュがフィリーズ、イグレシアスがブレーブスに移籍するなど、エ軍は市場の“売り手”となった。この日敗れて、44勝60敗で借金は今季ワーストタイの16。試合後の大谷は正直な、苦しい胸の内を明かした。

 「(両軍無得点、3回で三直に倒れた)1アウト二、三塁でゲーム自体は決まったのかなと。結果的に見れば。自分があそこでしっかり打っていれば、勝てましたし、あそこで打てなかったのが敗因かなと思います」

 「3点取られたら、なかなか勝つチャンスは今のところないかなと思いますし、先制点を取られたら、なかなか厳しい戦いになるので、1番は先制点をあげないのが1番かなと思います」

 「単純にゲームを作れば、試合に勝てるかといったら今はそういう時期ではないので、最初からあまり先のことを考えすぎずに0で並べていくのが一番大事かなと思います」

 「なかなか1勝がポストシーズンだったりとか、そういう所につながる可能性が低いのは、選手からしてみたらなかなか厳しいとは思いますけど、やることをしっかり集中して、やりたいなとは思います」

 「そういう意味でのモチベーションはもちろん難しいかなとは思いますけど、個人的にやらないといけないことはたくさんありますし、まだまだ続いていく野球人生なので、一試合一試合集中して、どんな状況でもやれることやりたいなと思います」

 チームは再建モードに移行したことで、今後も厳しい戦いが予想される。投手としては“1点もやれない”という思いが重くのしかかり、打席に立っても“自分が打てないと勝てない”という責任感を感じている。苦しい胸の内が珍しく言葉に表れていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f6c6f733a126baa7247ba90742eb820993dc400c