世界基督教統一神霊協会(統一協会)の教祖文鮮明が設立した「鮮文(ソンムン)平和サッカー財団」が7月12日から韓国で開催する国際サッカー大会「2007ピースカップコリア(PEACE CUP KOREA)」に、日本からJリーグの清水エスパルスが出場の意向を表明し、これに対して全国霊感商法対策弁護士連絡会が出場を取りやめるよう申し入れていたことが22日までにわかった。

大会には、欧州、南米、アジアから参加する8つのプロチームがAとB、2つのリーグに分かれ、ソウル、釜山、水原など7都市で10日間に渡る戦いを繰り広げる。同大会の優勝賞金は200万ドル(約2億4千万円)、準優勝は50万ドル(6千万円)と高額で、統一協会から送られる資金が大会の運営を支える。

全国霊感商法対策弁護士連絡会は、同大会への出場を表明したJリーグの清水エスパルスに対し、「(同大会出場は)統一協会の霊感商法の被害者らを侮辱し、サポーターに対する背信行為」といった内容の抗議書を送付した。抗議書は「(同大会運営)資金のほとんどは、日本での霊感商法により、善良な市民から違法に奪い取ったもの」としている。

https://www.christiantoday.co.jp/articles/1083/20070622/news.htm