なぜ日本の郊外には「タダ同然の住宅地」が大量にあるのか…
「限界分譲地」という大問題を告発する 無責任の体系によって「都市の荒廃」が進んでいる

日本に点在する、忘れ去られた分譲地

すでに時代は人口減の段階に突入している。交通不便な立地のベッドタウンは訴求力も低下し、地価も下落の一途をたどっている。
高度成長期の郊外住宅地の住民は高齢化し、若年層の流入は進まず、過去の「ニュータウン」が「オールドタウン」となった。

ときに「限界ニュータウン」と称呼され、その問題が取り沙汰される機会も多くなってきた。
だが、そのさらに外側にも忘れ去られた分譲地が点在している。これが本稿のテーマだ。
https://president.jp/articles/-/60067