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「不審者が放火」想定で訓練 小田急線刺傷事件1年で 警視庁

東京都世田谷区を走行していた小田急線車内で乗客10人が刃物で刺されるなどして重軽傷を負った事件から6日で1年となるのを前に、新宿署と小田急電鉄は5日、走行中の車内で不審者対応訓練をした。約80人が参加し、乗客の誘導や不審者確保の手順などを確認した。

 訓練は新宿駅に向かう車内で刃物を持った不審者が暴れ、車内に火を付けるという想定で、実際に列車を走行させて実施。乗客が車内に設置された非常通報装置で乗務員に通報し、新宿駅で待ち構えていた警察官が盾やさすまたで不審者を取り押さえた。車いすの乗客らの避難誘導の手順なども確認した。

 新宿駅の林智和駅長は「警察との連携を強化し、安心安全に利用頂けるよう努めていきたい」と話し、新宿署の向出和雄地域課長は「暴れている人などがいたらちゅうちょせずに110番をお願いしたい」と呼び掛けた。