作家でエッセイストの阿川佐和子さん(68)が7日放送のテレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。9月27日に東京の日本武道館で実施することが閣議決定された、参院選の街頭演説中に銃撃されて死去した安倍晋三元首相(享年67)の国葬に関する議論に見解を示した。

 実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏が国葬にすることによる弔問外交での“コストパフォーマンス”の良さを主張する中、進行を務める阿川さんは「弔問外交ということだけを重視して、一般国民としては国葬になる人は国を代表して素晴らしい功績を残したっていう、曇りもないような感覚がある。亡くなられ方が本当に悲劇的だったけど、まだ疑問符がいくつか残っているんじゃないの?っていう人を一党だけで決めるのは…」と国会での議論がないまま決まったことへの疑問点を指摘した。

 タレントの大竹まことも「ルールブックがないまま、どうしたら国葬になるのか!ってルールができないまま、コスパの問題で語ったけど、それだけで済まないと俺は思う」と主張。「国葬って1回廃止になっている。日本国憲法との整合性がまだちゃんと取れていないからと」と力を込めた。

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