https://news.yahoo.co.jp/articles/2011576b56bf41a97c144bfebc49d2c9964480ff

 島根県は6日、新型コロナウイルスに感染し、自宅待機中だった患者1人が死亡したと発表した。65歳以上で基礎疾患があった。県内で確認された新型コロナ患者のうち、医療機関以外での死亡は初めて。県内の死者は50人になった。

 死因は調査中。県は死亡した患者の性別や居住地、年代、詳しい症状を明らかにしていない。

 患者は4日に医療機関で陽性が確認され、同日午後に管轄保健所に、コロナ軽症ながら基礎疾患がある旨の添え書きがある発生届が出された。保健所は同日中に親族に自宅待機を要請するとともに、症状や家族構成を電子申請するように伝えた。翌5日朝、感染者が息をしていないことに親族が気付き消防に通報。死亡が確認された。

 県感染症対策室の田原研司室長は、陽性確認から2日以内に療養先判断ができる体制は維持できているとした上で「体制のどこかに穴があった」と述べた。

 鳥取県は6日、県内の90歳代の感染者1人が5日に死亡したと発表した。県内の死者は26人になった。