生まれつき皮膚の弱い園児に対して、幼稚園の教諭らが手指のアルコール消毒を繰り返し強要していたことを、先日の記事で扱った。
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アルコール消毒を強要された園児は帰宅して手の痛みを訴え、翌朝には出血。
そこで、父親はA病院(仮名)へ連れていった。
「アルコール消毒をしないように」という診断書を出してほしいと頼むと、医師から意外な返答が。
「今は皮膚よりもコロナ対策です。そういった診断書は書けません。このご時世、アルコール消毒は仕方ないです」。
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医師曰く、たとえ皮膚が弱くてもアルコール消毒をしていないと、コロナに感染して広めてしまった時に周りから「あの子のせいだ」と言われてしまうというのだ。
そして、「アルコール消毒しようね!」と園児に迫った。
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園児の母親からこの話を聞き、別の病院を受診してみるべきではないかと当サイトでは提案。
B病院を受診し事情を説明すると、担当医は「アルコール消毒なんて絶対にやめてください」と言って、診断書を出してくれた。
そして、A病院の医師が園児の皮膚の状態を知りながらアルコール消毒を指示したことは「信じられない」と述べた。
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B病院では、飲み薬と塗り薬を処方された。
就寝時には綿の手袋も着用して、手指を保護する。
症状の悪化を防ぐため、手洗いもあまり頻繁には行わないようにとの注意もあった。
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アルコール消毒はコロナ感染防止の効果が期待できるとしても、皮膚が弱いなどの理由で難しい人は手をよく洗えばよいといったことは、以前から専門家によって指摘されている。
このような実態を無視したA病院の医師の見解に、園児の両親が憤るのも当然だろう。
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