安倍元首相銃撃「一生、責任背負う」 二之湯国家公安委員長が退任会見
2022/8/10 14:07 (JST)8/10 14:21 (JST

退任会見で記者の質問に答える二之湯国家公安委員長(東京都千代田区・警察庁)

二之湯智国家公安委員長は10日、内閣改造に伴う退任会見で、
安倍晋三元首相が7月に奈良市内で参院選の選挙遊説中に銃撃され死亡した事件について
「おそらく私自身が一生背負って非常に責任を感じることになる」と神妙に語った。

8月中に警察庁が取りまとめる警護警備態勢の検証・見直し結果を見届けることなく任を離れることについては、
「道半ば」と無念さをにじませつつも「後任の委員長の元で立派な結果を報告できるのではないか」と期待した。

旧統一教会の関連団体のイベントで自身が2018年に実行委員長を務めたことを改めて問われ、
「今となっては少し考えるべきだった」と反省を口にした。

京都市議を経て2004年に参院議員に転身した二之湯氏は昨年、政界引退を表明した後に、77歳で初入閣。
退任会見では、防災や国土強靱化など兼務する複数の内閣府担当相としての思い出も語り
「私の経験や体験を生かして国家国民のために働くのが最後の仕事と思い、私なりに一所懸命頑張った」と総括した。

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