https://www.christiantoday.co.jp/articles/31224/20220725/abe-shinzo-ncc-kyofukai.htm
安倍晋三元首相の国葬実施に関する閣議決定について、日本キリスト教協議会(NCC)と日本キリスト教婦人矯風会がそれぞれ抗議声明を発表した。

NCCは25日付の声明で、「閣議の恣意(しい)的判断によって国葬とされる葬儀に国費を支出することは、国の財政権限を国会決議に基づかせる憲法第83条の違反」だと主張。国葬となれば、全国の都道府県と教育機関に弔旗・記帳台設置などを指示する通達が発出されるとし、「国民の弔意が事実上、権力によって強いられる」と指摘した。

その上で、国葬自体が「さまざまな理由から弔意を表すことを拒む立場や言論を封じることにつながり、人間の思想・良心の自由を保障する憲法第19条の重大な違反」だと非難。特定の人間の国葬化は、「聖書が警告する人間の神格化を意味する」ものでもあるとし、警鐘を鳴らした。(続く)