富士山登山道で倒れている男性を救助 風速15m以上の強風で低体温症か 12日も山岳遭難相次ぐ

8月12日、富士山では山岳遭難が相次ぎました。富士宮口では、登山道で倒れている男性が見つかり、警察の山岳遭難救助隊に救助されました。男性は低体温症とみられ、命に別状はないとのことです。

警察によりますと、12日午前11時15分ごろ、富士山富士宮口の九合五勺にある山小屋付近で、登山客が男性が倒れているのを見つけ、山小屋に通報しました。

山小屋は九合目に待機していた静岡県警の山岳遭難救助隊に通報し、隊員が男性を救助、重機で五合目まで下山させ、病院に運びました。

警察と消防によりますと、倒れていたのは60代の男性で、低体温症とみられるということですが、命に別状はないということです。

富士山では、同日午前10時半ごろにも、須走口五合目付近で男性登山者が下山中に、疲労のため動けなくなったとして、警察の山岳遭難救助隊が出動し、救助しました。

12日の富士山は風速15メートル以上の強い風が吹く悪天候で、今後台風8号の接近も予想されることから、静岡地方気象台では、登山などレジャーを控えるよう呼び掛けています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa1e34f181152e7fd3c2249674081d9095e88ed4