BS2『ロングインタビュー 富野,吠える』
富野「ガンダムが世間に対して教訓や現実的な打撃になるほどの評価がされていないことが無念だ。
これはオフレコにして良いです。改憲論者が平気で出てくることを阻止できなかった自分が辛い」

第28回東京国際映画祭 富野由悠季インタビュー
――ガンダムシリーズで、両陣営の戦争背景を描いた理由はなんでしょうか?
富野 ガンダムでは、僕は敵味方双方を物語る事を目指していました。特にアニメは通常子供が見る
ものですから、一方の原則のみを語ってしまったら、必然的に自分の頭で考えなくなってしまいます。
――ファーストガンダムの反戦思想は、あなたが総監督だったからですか。
富野 そうです。絶対的にそうです。

富野「今回も東京オリンピックのために国立競技場があっという間に壊されてしまいましたが、『オリンピックだから』
ということで大した議論もなく、全部ゴーサインが出る風潮は半世紀上立っても変わりません。
満州事変やノモンハン事件を「戦争」と言わずに「事変」「事件」と言ってごまかした 大日本帝国の精神構造と
ほとんど同じじゃないでしょうか 。もはやタチの悪いカルトですよね 。
国家の推進しているものに対して、ちょっとおかしいということがあっても異議申し立てできない空気は危険です。」
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