統計不正受けGDPを上方修正、最大0.1ポイント

内閣府は15日、不正処理のあった国土交通省の建設工事受注動態統計の訂正を踏まえ、
2018年度以降の国内総生産(GDP)を修正した。20、21年度の名目GDP伸び率を
0.1ポイント上方修正する要因となった。18、19年度はプラス「0.0ポイント」で、見た目の数値に変更はなかった。

GDPの計算には、建設工事受注動態統計をもとに作る建設総合統計を用いる。
不正処理によって建設総合統計に最大0.3兆円の影響があった。
GDPには、この数値そのものは使わず、変化率などを加味するため、計算上は各年度ともGDPの上方修正となった。

山際大志郎経済財政・再生相は15日の記者会見で「(政策決定への影響は)質・量ともに軽微だった」と説明した。
「データを正しく扱うことは絶対に必要。それが損なわれることがないよう細心の注意を払い、努力を続けていく」とした。

以下ソース
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1525T0V10C22A8000000/