■民主主義の危機は脱したと考えているのか
東京新聞:東京新聞の生島といいます。よろしくお願いします。
総理、冒頭の発言で衆院選の結果について、期待とともに叱責をいただいたというお話がありました。
振り返りますと総理は総裁選に出馬する際に、民主主義の危機だと、
国民の信頼が壊れてると、それを守るために今回、総裁選に立候補されるというような
ご発言もありました。ただ、それ以降、就任以降、そういった言及について
あまり私は耳にしていないんですけれども、現時点で総理は、
当時、問題意識を持たれていた民主主義の危機というものに対して、
それはもう脱しているというふうにお考えなんでしょうか。
それにも関連しまして、いわゆるモリカケ・桜といわれてる安倍政権や菅政権の
負の遺産の清算という問題ですけれども、これについては再調査ですとか
真相解明というものに対して基本的には否定的な考えを示されていると思うんですけれども、
この考えは同様なのか、今でも、その点についてお伺いします。
岸田:まず民主主義の危機を脱したと思っているのかという質問については、
私は引き続き民主主義の危機の中にあると思っています。
民主主義の危機にあると申し上げたのは、コロナ禍の中で国民の皆さんの心と
政治の思いがどうも乖離してしまっているのではないか、こういった声を
多く聞いたということを挙げて民主主義の危機ということを申し上げました。
国民の皆さんの思いが政治に届いていないのではないか、
政治の説明が国民の皆さんの心に響かない、こういった状況をもって
民主主義の危機だということを申し上げました。
さらに言うと、自民党が国民政党として国民の声をしっかり受け止められる政党であることを
しっかり示さなければならない、こういったことも危機を前にして申し上げた、
こういったことであります。