藤田怜央くん
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大阪の小学3年生、藤田怜央(ふじたれお)くんが、史上最年少となる9歳4か月7日で、来月1日にプロの囲碁棋士になることが決まり、17日午後に記者会見が行われました。2019年に10歳でデビューした仲邑薫(なかむらすみれ)二段(13)を上回る若さとなります。
関西棋院によると中国や韓国などの最年少記録も塗り替え、世界で最年少のプロ囲碁棋士が誕生する見込みです。

怜央くんは4歳で囲碁をはじめ、週に5、6回のペースで囲碁サロンや道場で腕を磨きます。最長で8時間打ったこともある”規格外”の集中力。
小学2年生頃にはプロ棋士と実力が拮抗し、度々勝つようになったそうです。AIの進化などもあって「天才の低年齢化」が進む囲碁界。
関西棋院では今年4月から、12歳以下で将来性のある人物をプロ棋士として採用する特別枠(英才特別採用規定)を設けていて、怜央くんが第一号となりました。

4歳半ぐらいからトランプ、オセロにはまり、タブレットに入れたオセロアプリを朝から晩まで行い、親が空いている時間を見つけては「対戦してくれ」と頼みに来ていたそうです。その量があまりにも多くなり、親も相手しきれなくなっていきます。そこで町のオセロ教室を探してみたが見つからなかったそうで、「同じ白と黒なのでできるかな」と思い囲碁サロンに連れて行きました。そこから急成長したそうです。

藤田怜央くんの目標は「世界一」「七冠」。好きな食べ物は寿司と焼肉だそうです。白い半そでシャツ姿で臨んだ記者会見では、はにかみながら「がんばります」と話しました。9月1日に入段し、9月後半にプロ初の対局が組まれる可能性があります。

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