「最後まで人工知能にできないこと」 商用作画AIから探る

近年、目覚ましい進歩を遂げている人工知能(AI)。将来、人間の仕事が奪われることはないのか。
東洋大情報連携学部(INIAD)の坂村健学部長が語る「最後までAIにできないこと」とは?

 「AIにできなくて、人間にしかできないことは何か」という議論は以前からある。それが今またネットで盛り上がっている。

 きっかけは最近公開された「ミッドジャーニー」という作画AIだ。
キーワードや情景描写の文章などテキストの「お題」を与えると、それに沿った絵を描いてくれる。
絵のプロを含むさまざまな人々が面白がって試し、その「作品」をネットで紹介したため一気に有名になった。
興味があれば検索していただきたいが、向いた絵柄の範囲でなら、生成された「作品」は人間のプロが描いたと言っても見分けがつかない美麗さだ。

https://mainichi.jp/articles/20220816/k00/00m/040/286000c