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教科書にこう書くくらいは恨んでる

中学校2年生用『歴史の中のマレーシア』(マレー語)M・タムビラジャー著 連合出版 1988年版
憲兵隊は一般の人びとにとても恐れられた組織だった。
憲兵隊は、逮捕された人はだれでも罪があると見なした。現在では、逮捕された人は、ただ疑わしいと思われるだけである。その疑わしいと思われた人は裁判で罪が立証されるまでは罪人だとは見なされない。しかし、憲兵隊は疑わしい人を犯罪が立証された罪人のように扱った。罪のない人間を罪人だと自白させるため、さまざまな残酷な拷問が行われた。彼らは、手や足の爪を抜いた。
(中略)
日本は、マラヤの国民を、日本軍自身の目的を達成するために利用した。例えば、彼らはタイとビルマの間に鉄道を建設しようとした。この計画は多くの労働者を必要とし、マレー人の労働者がそのために使われた。多くの普通の国民がトラックで運ばれ、強制的に鉄道建設のために働かされた。そのうちの多数の人は帰国できなかった。およそ10万人が、その鉄道建設のために犠牲となった。この計画は、まさに「死の鉄路」と呼ぶにふさわしい。