「書面で入会届を書いた話は私も含めて聞いたことがないです。団体によってはそういうのを独自に作っているかもしれませんが、家庭連合としてはそういう仕組みにしていないのでは」

 こう話した30代女性Mさんは「元・統一教会の信者」という自覚があるが、「家庭連合」の組織の名前のもとに活動したことはないという。しかし、2017年の衆院選では自民党議員の選挙活動を手伝った経験があり、そこに至る経緯はまた想像もつかないものだった。

 彼女は韓流タレントのファンで、2006年に韓国にあったSNS「サイワールド」に登録、そこで知り合った人々の誘いで「ピースワールド」なるファンサークルに入った。これもまた申請書などはなかったが「会費のようなものが寄付という形で毎月5万ウォン(約5150円)必要だった」という。

(中略)

 「選挙スタッフは全員じゃないですが、中心メンバーは連合関係の信者が手伝っているのは知っていましたよ。私も隠してもいませんでしたし、ピースロードっていう別の関連団体の人々もいて、何者か分からないなんてことはなかったです。手伝いの後にみんなで食事に行ったら、韓流ドラマのファンが多かったのに驚いたこともありました」

https://news.yahoo.co.jp/articles/c8abce7946c1ba29f18af69f981732ce8876bca2