逮捕間近! 五輪利権のキーパーソン「高橋治之」 それでも特捜部に上がる「国策捜査」の声

(中略)

先行するフランス当局の捜査

 検察関係者の話だ。

「そもそも今回の容疑案件は特捜部が独自に掴んだネタとは言えない。東京五輪の招致活動をめぐって、フランス司法当局がIOC関係者に多額のカネが流れた贈賄疑惑を以前から捜査しており、その過程で高橋氏の名前も一時浮上していた」

 この捜査は現在も継続中とされ、フランス当局から日本の検察庁にも協力要請があり、特捜部がフランス当局の求めに応じて関係者を嘱託尋問した経緯もあるという。

「東京五輪の本当の闇に斬り込んでいるのはフランス当局で、現在の特捜部はそこから派生したニッチな捜査を行っているように映る。それでも自分たちで五輪疑惑を立件できれば、フランスの“下請け”に甘んじただけとの顛末は避けられ、特捜部の“面目も保たれる”との声がある」(同)

https://news.yahoo.co.jp/articles/9c2a56dc675d0c6a757dfb1be1080bd2468c1fa5