旧統一教会、長年かけ米共和党に浸透 トランプ氏も度々「称賛」
2022/8/18 17:02

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治の関係をめぐっては、米国でも、保守政党である共和党の有力者らが関連団体の会合に出席したり、メッセージを寄せたりしてきた。特にトランプ前大統領はたびたび会合にビデオメッセージを寄せ、感謝の言葉などを重ねている。教団側のさまざまな支援や、党の支持基盤であるキリスト教右派との連携などが背景にあるとみられる。

 「世界平和のために素晴らしい取り組みをされている韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁に感謝します。彼女は素晴らしい女性です」

 トランプ氏は12日、旧統一教会の関連団体「天宙平和連合(UPF)」がソウルで開いた大規模集会にビデオメッセージを送り、こう語った。昨年9月にUPFが開いた「希望への集会」でもビデオメッセージによる講演をしている。

 12日の集会には、ポンペオ前国務長官やギングリッチ元下院議長も出席した。UPFのホームページによると、近年開かれた他の集会では、ペンス前副大統領やチェイニー元副大統領らも講演したという。共和党内で保守派の重鎮として知られる2人だ。

※略※

https://mainichi.jp/articles/20220818/k00/00m/030/207000c